前回の続きです。
小学校から大学までを見ていきましょう。
小学校1~6年生
幼稚園や保育園の年齢では選べるスクールが豊富にあり、むしろ、どこにしようか迷うくらいの感覚だったと思います。
しかし、小学校進学を考え始めたときに悩む親が少なくないと聞きます。
理由はいくつかあります。
①インターナショナルスクールへの進学=日本の義務教育を放棄したとみなされるから
②小学校以降もインターナショナルスクールに通うとなると、学費がとんでもなくかかるから
③日本の小学校に進学すると、英語のレベルを維持・向上させるのは難しいから
つまり、日本の小学校に進学しても、インターナショナルスクールに進学しても、どちらも壁にぶつかることになります。
(もちろん、お金にとっても余裕があり、東京に住んでいれば、インターナショナルスクールに進学させたいんですけどね…。)
この「小1の壁」については、別記事で詳しく書きたいと思います。
中学校1年生~3年生
中学校も基本的に小学校と同じです。
日本の義務教育課程の年齢なので、日本の中学校に通っていないと義務教育の放棄とみなされます。
インターナショナルスクールは学費がとっても高く、限られたエリアにしか存在しません。
高校~大学
高校生以降は義務教育課程を修了しているので、いろいろな選択ができます。
そもそも、この年齢になると子供自身が決めることになるかと思います。
日本の学校に入学しておいて海外の高校へ留学したり、海外の大学へ進学したりなどですね。
最近、海外の有名大学へ進学した日本人をメディアで見かけることも増えました。
日本で暮らしながら海外の大学へ進学する人はまだまだ一般的ではなく、ハードルが高いと思います。
若いうちから自分自身でいろいろ調べて、努力してきた結果なのですね。
私自身は高校生の頃、海外の大学に進学するなんて、微塵も考えていませんでした。
そんなことが現実に可能だとは思いもしなかったし、調べる努力もまったくしませんでしたね。
せいぜい、大学生のうちに留学できたらいいな~くらいでした。
振り返ってみると、自分が本当にしたいことを突き詰めて考えたことはないのかもしれません。
まわりも日本の”良い大学”へ行きたい子たちばかりでしたし。
とりあえず、一般的な流れに従い、良い大学へ行って、良い企業に就職するのが正しいと思い込んでいましたね。
そもそも、私の中にはそれ以外に選択肢がありませんでした。
結局、それが自分にとっても一番ラクな道だったのでしょうね。
まとめ
日本で暮らしながら英語環境で育てる場合、未就学児と高校生以降は選択肢がいろいろあります。
一方で、小学生から中学生までの環境はかなり選択肢が少ないのが現状です。
ですが、英語教育の注目度は年々高まってきていますし、今の未就園児に対するインターナショナルスクールの波が、小学生以降にもつながるようになってくる気がしています。
今までの日本社会において必要な人材だけではなく、国際社会で活躍できる日本人を育てなくてはならないということで、日本の教育そのものが大きな変革期にあるのでしょうね。
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