インターナショナルスクールの多くが一条校として認められたものでないことがわかったところで、では、数少ない”一条校として認められたインターナショナルスクール”とは、いったいどんなところなのでしょうか?
一条校についてはこちら↓
一条校として認められるには?
結論から言いますと、一条校として認められているインターナショナルスクールは、国際バカロレアのプログラムを導入している学校になります。
文部科学省は、グローバル人材育成の観点から、国際バカロレア(IB)の普及・拡大を推進しています。
また、平成30年度から文部科学省IB教育推進コンソーシアムが立ち上げられています。
さらに、「成長戦略2021」(令和3年6月閣議決定)において、国内における国際バカロレア認定校等を2022年度までに200校以上にすることを目標としているそうです。
日本における認定校の数はまだ少ないのが現状ですが、将来的に増加していくのは確実でしょう。
国際バカロレア(IB)について
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)とは、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムのことです。
IBは、1968年、チャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。
現在、認定校に対する共通カリキュラムの作成や、世界共通の国際バカロレア試験、国際バカロレア資格の授与等を実施しています。(文部科学省IB教育推進コンソーシアムのHPより)
さらに詳しい内容はこちら(文部科学省IB教育推進コンソーシアム)
認定校
国際バカロレアの認定を受けている学校は、令和4年3月31日時点、世界159以上の国・地域において約5,400校です。
日本におけるIB認定校かつ一条校である学校は、57校となっています。
IB認定校の一覧はこちらから(文部科学省IB教育推進コンソーシアム)
IBと英語について
では、日本のIB認定校に入れば、英語で授業を受けられるのかと思いきや、そうとも限らないようです。
IBのプログラムを英語で行わなければならないという決まりはないので、学校によっては大半を日本語で行っているところもあります。
ただ、日本の大学に入るための受験勉強からは離れることができますね。
IBについてはまだまだ調べてみる必要がありますが、個人的にはとても魅力的な選択肢だと思います。
日本での受け身で聞いているだけの授業とはまったく違う、「主体的かつ対話的な深い学び」は、これからのグローバル人材には必要不可欠なものではないかと感じました。
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